近頃「高齢者住まい法」が改定され「サービス付き高齢者住宅」となり、
わかりづらい今の高齢者住宅の一本化が図られることになりました。
この先、高齢者を取り巻く状況はますます変化していきそうです。
そんななか医療と介護との連携がされている高齢者専用賃貸住宅として、
東京都のモデル事業第1号に指定された東京都日野市の
「風のガーデン」 (運営主体:医療法人社団 康明会)を
見学してきました。
賃貸住宅でありながら、生活支援サービスのついた
高齢者専用賃貸住宅と、
建物がつながってデイサービスセンター、
同じ敷地の中に訪問介護ステーションがあり、
元気なときはもちろん、
少し体調に不安が出たときも暮らし続けることができます。
京王線、多摩モノレール「多摩動物公園」駅から歩いてすぐ
ここに住んだら、お散歩は動物園に決まり?
入口をはいると、フロントがあり
その奥が共用の食堂。頼んだ食事をここで食べることもできます。
部屋の見学中。広さは25〜26㎡でトイレ、浴室、
洗面所とミニキッチンがあります。
ミニキッチン。少し小さいかな?という声も
ゆったりした水回り
廊下は内廊下になっていて、車いすでも通れます。
「風のガーデン」で特徴的なことは
基本サービスの中に、排せつ介助や、食事介助、
体位交換など介護サービスのサポートが含まれている点です。
高専賃に住んでいて介護が必要になったときは
介護保険で在宅サービスを受けることができますが、
それでは足りない間の部分を、
高専賃の基本サービスで補うという考えです。
在宅の生活での心配「サービスとサービスの合間」
に着目しながら、
施設ではない、普通の住まいでの暮らしをしてもらいたい
という発想から生まれたそうです。