この1年くらいで、タイトルに「老い」「高齢期」とつく書籍が多く目に着くようになった気がします。
曽野綾子さんの「老いの才覚」はベストセラーになっていますし、
中村メイコさんの「終い(しまい)支度」というキーワードはこれからどんどん定着していくでしょう。
今日もそんななかから1冊、購入してみました。
「老後に本当はいくら必要か」
誰も知らないけれどみんな知りたいこと。うーん、うまいタイトル!
でも、きっとこの中にズバリ答えは書いていないのでしょうね。わかるわけないのですから。
それなのになぜ買ったかといいますと…
著者の津田倫男さんのプロフィールを見たからです。
外資系ベンチャー企業を経て企業向けのアドバイザーに転身した53歳。
「老い」「高齢期」とは関係のない世界で生活している人といえます。
今までは、医師や介護職員、親の介護体験をしてきた人などある意味「専門家」が
やがて来る「老い」「高齢期」に目を向けるべきだとメッセージしてきたのが、
誰もが真正面から「老い」「高齢期」に向かう時代となったということではないでしょうか。
この誰もが自分の立場で「老い」「高齢期」を考えることで、
きっとこれまでとは違う新しいアイディアを生み出すことができるように思います。
定年しても会社人間から抜け出せないという、男性の問題も反対では言われていますが、
仕事の発想もうまく取り入れれば、政治だけに頼らない次の打開策も出てくるのでは…
また読んだら、感想などお知らせしたいと思います。k