高田馬場からこんにちは-NPO高齢期の住まい&暮らしをつなぐ会-

高齢期をいきいきと暮らしたい!住まい・暮らし・仲間を軸にした自分らしい老い支度の情報交換・交流の場をつくっています

訪問看護ってどんなもの?

 

できるだけ最期まで自宅で過ごしたい。そのためには生活の支援や介助など「介護」に加えて、「医療」とどうつきあっていくかが、大切なポイントになりそうだということがわかってきました。

11/2東京支部で開催したセミナーでは、医療保険・介護保険でも利用できる訪問看護と在宅診療について、地域看護専門看護師の宮田乃有さんにお話を聞きました。

f:id:mansion294:20131102135826j:plain

まずは訪問看護の内容について。普通の病院での治療と比べてその特徴を理解しました。

 病院には、治療の必要な病気やけががあるとき通院し、治ればそれで終わりです。訪問看護は週1回など定期的に経過の観察や処置を行い、計画的、長期的に体調管理に関わります。また介護者や家族の相談にも乗りながら、医師の判断をどのように暮らしに活かしていくか、その調整役にもなります。医学的知識を持ち、生活の観点を大切にした大切な役割です。

f:id:mansion294:20131102153436j:plain

 訪問看護についての情報は、地域包括支援センターや行政の窓口にあります。訪問看護事業所にも得意範囲など特徴があるのでそれも調べてみて、合ったものを選ぶとよいそうです。また利用の開始については医師に「訪問看護指示書」を書いてもらう必要があります。

 いざというとき手厚い医療を望むならば、やはり病院に入院するのが一番です。でも、最期のときを住み慣れた家で過ごすという選択肢も、今では大事にされてきています。安全な目の細かいネットを望むのか、ゆるやかなネットの中で自分らしく過ごすかは、人それぞれ。周囲や専門家ともコミュニケーションをしながら、一緒に考えていければいいですね。(k)

NPO法人福祉マンションをつくる会

http://www.fukushi-m.jp/