7/30(水)にライフハウス京都醒ヶ井の食堂をお借りして、「醒ヶ井カフェ」を開催しました。醒ヶ井カフェは、老い支度に必要な地域密着型のホットな?話題を提供し、新しい出会いや気づきが生まれることを期待して今年からスタートした集いの場(カフェ)です。
今回は、皆さんの関心が高かった「認知症」をテーマに集まりを開きました。
講師は、同志社大学 社会学部の山田裕子教授です。ソーシャルワーカーの立場で認知症の人とその家族介護者の相談活動に長年携わっている実践者で研究者でもあります。
山田先生は、医師や介護者という立場ではなく、社会的に見た「認知症」の症状と歴史についてを丁寧に説明していただきました。
認知症という病が及ぼす症状についてすべての人が同様の症状が出るわけではなく、人間関係や環境で緩和されることがここ10年で研究がすすみ、ずいぶん解明されていることがわかりました。
講演後の意見交流では、身近な人が認知症を発症した経験談も出ました。
オレンジカフェ今出川は、認知症の初期の方と支える家族、ボランティアの方が集まり、生活者として個性を発揮する場、楽しみや悩みを分かち合える場としてスタートし、さまざまな取り組みをしています。地域の中に、そういった場所が増え、認知症の理解が進めば、もう少し安心して暮らせるのかもしれません。
詳細は会報誌でご報告します。(o)
NPO法人 福祉マンションをつくる会 http://www.fukushi-m.jp