高齢になったとき、安心して自分らしく暮らすために共生の暮らし方を選択するという方法があります。
グループリビングは特養や有料老人ホームのような介護サービスはありませんが、NPOなど地域の力や、何より住む人たちの自立で、暮らしあう小さな住まいです。
7月7日、東京支部のメンバーで狛江市にある「狛江共生の家 多麻」を見学させてもらいました。
狛江市は東京の中でも一番端にある小さな市で、農業も盛んな自然の多いところ。住まいは駅からバスで5分ほどのところにあります。地元に高齢者が最期まで安心してすごせる特養がなかったことから運動を起こして2つの特養ができたのが10年前。そこから、一人暮らしの住まいづくりに発展したそうです。
おりよく土地と建物を提供してくれる大家さんが見つかり、中の仕組みは、間取りはどうするか話し合いながら、5年かかって2007年に共生の家 多麻が誕生しました。
大きな道に面して案内の看板が
食堂にて 毎週水曜日にはご近所の方も参加しての昼食会が催されています
NPO狛江共生の家理事長の河西さん
お部屋を見せていただきました。大きなウォークインクローゼットもあるなど住みやすさを考えられています。
お部屋のほかにもトランクルームが
入居者みんなで飾った七夕の笹
入居されている方の半分は介護保険のサービスも利用していますが、
できることは自分たちでやりながら生活しています。
食事は夕飯のみ有償のボランティアが準備していますが、
下膳と食器洗いは入居者でやっています。
食事時の席は週1回くじ引きで決めることを
入居者で発案して、楽しんでいるそうです。(k)
狛江共生の家多麻ホームページ
http://homepage3.nifty.com/kyouseinoie/