中部支部では、坂岡洋子さんが書かれた「老前整理」という本を参考に、ものの片付けについて会員同志で意見交換しました。
最初に、坂岡洋子さんが出されている「老前整理」についての落語付きDVDを鑑賞しました。
そのあとは、それぞれの片付け体験談。
マンションへの引っ越しや子供の自立、本人の身辺整理などきっかけはさまざまですが、それぞれが経験されています。
一戸建てにあった両親の荷物を整理した方は、一日で軽トラック三台分の荷物を処理したけれどまだ終わらないとか、親の着物の帯を数えたら100枚近くあったなど。
老前整理の基本として、気力・体力のあるうちでないと、なかなか大変な作業であることはよくわかりました。
作業で困ったことというと、大量の本やアルバムの写真や賞をとった作品などの処理。
自分のものでないとさらに、捨てる側は心苦しい上に分別ゴミに出すことも結構手間がかかるとのこと。
また、一度コンパクトに生活環境を変えた場合も、三年くらい経つとまた物が溜まり始めるので、定期的な整理は必要という意見も出ました。
具体的な作業方法だけではなく、捨てるという行為の心の落としどころをどうしたかという体験の交換が、書籍にはない生の声を聞きあう良さがでた支部会でした。(o)