関西支部の京都地区会で見学にいきました。
京都の嵐山、桂川を望む絶好の立地で、特別養護老人ホームとショートステイ、デイサービス、訪問介護・看護が併設された高齢者複合施設です。
案内していただいたのは、理事長の小國英夫さんと施設長の北尾勝美さんです。
小國さんは以前、会として講演をお願いしたこともあり、11/2に再度講演をお願いしています。
そのご縁もあり、見学をお願いしました。
まず案内されたのは、4階にある地域交流スペース。
利用者はもちろん、職員、地域の方、見学の方、どなたでも利用できる喫茶スペースと多目的スペースです。
眼下に嵐山と桂川がまるで絵画のように見える素敵な空間です。
ちょうど雨が降っていたのですが、雨の京都もやはり美しいと思ってしまう絶景。
利用者やご家族、職員と、利用する人が多く、ほっと一息つける場になっていることがうかがえます。
ここの理念は、スタッフ優先ではなく、利用者本位の介護です。
機械浴などはやめ、本人が何を望むのかを大切にした介護を目指しているとのこと。
また、地域に還元した場にしたい、できればここを利用して元気になってもらって自宅に帰れるようにしたい、というのが理念です。
お風呂は信楽焼で桂川を望む景色。利用者は高級旅館に来たようだね、とよくお話されるそうです。
建物や立地の良さもさることながら、利用するかもしれない立場からすると、スタッフの負担が増えないための機械浴なら・・・とか、介護度や状況によって空間を分けたほうが、と思ってしまうのですが、本当にその人にとって望む暮らし方かを常に考え応援したいという施設の理念に参加者一同驚かされ、あらためて共感しました。(o)