今年4月に税制の改正案が国会で可決され、ニュースでも取り上げられていましたね。では、いつから、どこが変更になるのか知っていますか?
その中でも相続税は今までごく一部の人だけが対象だったものが、今度の改正で対象になる人がぐっと増えます。
私たちの会では自分らしく生き次世代へつながる老い支度のひとつとして、相続についての勉強会を繰り返し開催してきました。今回の相続税改正も大きく影響してきますので、それを踏まえたうえで遺言書作成も考えるとよりよいものに出来るはずです。
7/16武蔵浦和コミュニティセンターで「今知っておきたい 相続税」セミナーを開催。
講師はNPO法人遺言相続サポートセンターの守岡和彦さん。心のこもった遺言書作成についての考えが一致し、連携している団体です。
今回のセミナーポイントは2つ。
① 改正になったのはどこか ②相続税の仕組み
これを具体的な計算も交えて説明してもらいました。テーマごとに質問を受けつけながらの丁寧な解説はわかりやすかったと好評でした。内容を少しだけ紹介します。
改正については大きく2つ。
①基礎控除額の変更
相続税の対象にならない(控除になる)金額が変更になります。いわゆる増税に当たります。例えば夫が亡くなり、相続するのが妻、息子2人だったとき、今までは8000万円までの相続なら税金はかかりませんでした。しかし今度の改正では4800万円以上からは税金の支払いが必要になります。
②小規模宅地についての改正
主に住んでいた家・土地に関わる改正です。これは控除になる範囲が広がる、いわゆる減税です。今まで240㎡までが対象だったのが、330㎡になります。
8/3、10にはさらに掘り下げて、学習会をします。相続税についてのおさらいもしますので、この前のセミナーに来られなかった方もぜひ足をお運びください。(k)
NPO法人福祉マンションをつくる会